鉄瓶の作り方その7

頼んでいた鉉も届きいよいよ着色です。
鉄瓶の地の色は、釘と同じ色をしています。
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鉄瓶は下地に漆を焼き付けて、その上からおはぐろ液と言われるものをさらに焼き付けて仕上げていきます。
漆の焼き付け着色だけですと光沢(つや)のある鉄瓶となりますが、趣を出す為におはぐろ液を焼き付けることで漆のつやを抑える効果があります。茶道でいう「侘び寂び」に通じるところのものでしょうか。b0125851_1148212.jpg鉄瓶の色は工房や作り手によって違います。基本的には同じ行程を踏むのですが、おはぐろ液の違いや漆の違いによってまたは焼き付ける温度によって微妙に違ってきます。

そして完成になるのですが、私個人としてはまだ未完成と思っております。鉄瓶は使われることによって完成されていくものと考えております。工芸品は使われれば使われる程、傷みも出てきますが同時に色艶が良くなり使い手ならではのモノとなっていきます。工芸品、手づくり品の良さですよね。

この鉄瓶ももうすぐドナドナ。
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by zutatto | 2009-12-05 08:30 | zutatto
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