うれしいこと

 鉄瓶を作っていて私が一番嬉しいことは、自分の作った鉄瓶が手直しで戻ってきた時。
自分に言い聞かせていることがあります。

「作った鉄瓶に過剰な思い入れを持たない」

 無理なことなんですが。私が作っている鉄瓶は、作品ではなくあくまでお湯を沸かすだけの道具。その道具を使っていただけるのならそれだけで幸せで、使い手に自分の思いを込めた鉄瓶ですとゴリ押しするのは、只でさえ重いのに鉄瓶が余計に重くなりそうで。
 
 それだけに、色の着け直しで戻ってくると涙が出るほど嬉しいです。鉄瓶を撫で回したりして。「よく帰ってきたな〜」とか言って。

 写真の鉄瓶は色の着け直しで帰ってきたものです。手直しの9割はこういった空焚きのやり過ぎで色がはげてしまったものです。

 鉄瓶の中の様子をみると、とても上手に使われていたことが一目瞭然。最高に嬉しい瞬間です。K様、ありがとうございます。作り手としてとても嬉しいです。ちゃんと色を着け直しさせてもらいます。
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# by zutatto | 2008-03-22 00:28 | 鉄瓶

今日から

 今日から、少しずつ語っていきましょう。

 仕事は鉄瓶作り。

 写真は「逢い引き」もとい「あいびき」と呼ばれる鋳型を作る時に使う道具で、これで型砂を削ったりします。私の手の分身といってもおかしくないです。
鉄瓶は売れてもこれは絶対に売れない。

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# by zutatto | 2008-03-18 22:52 | zutatto