鉄瓶ができるまでを簡単に説明します。
鉄瓶は金属加工の分類でいうと鋳造という部類に入りますが、鋳造とは型に溶けた金属を流し込むことです。
鉄瓶の場合も型に溶けた鉄を流し込むのですが、そのままだと鉄瓶の形をした鉄の塊になってしまいます。
そこで、中を空洞にする為に「中子(なかご)」と呼ばれる鋳型よりも一回り小さい砂でできた型が必要になります。下の写真は鉄瓶の鋳型です。左の灰色の型が中子、右側が鋳型です。その後ろにあるのが鉄瓶のお尻の部分になる型。
中子を鋳型にセットすると、写真のように隙間ができます。そこに溶けた鉄を流し込むのです。
鉄を流して尻型をとった状態です。
今日はここまで、後日続きをアップします。